「ゼロゼロ融資後倒産」累計130件に

帝国DB名古屋支店2025年東海3県倒産動向まとめ/物価高や人手不足起因 高水準で推移

2026/01/29

東海3県の要因別倒産件の推移(帝国データバンク調べ)

 帝国データバンク名古屋支店がまとめた2025年の東海3県の企業倒産動向調査によると、新型コロナウイルス対策の「ゼロゼロ融資」を受けた後の倒産は36件だった。3年連続で30件を超え、累計は130件に達した。物価高や人手不足に起因する倒産も高水準で推移している。

 ゼロゼロ融資後倒産は、前年の38件から2件減少したものの、依然として高止まりしている。業種別では「製造」が12件と最多で、累計でもトップだった。負債額別では「1億円以上5億円未満」が全体の約4割を占めており、通常の倒産と比べて負債規模が大きくなる傾向が鮮明となっている。

 燃料や原材料費の高騰による「物価高倒産」は53件発生した。前年の60件を下回ったが、23年に急増して以降は高止まりが続く。業種別では「小売」が26・4%を占めて過去最多となった。食材費や光熱費の上昇が、飲食店などの収益を圧迫している状況が浮き彫りとなった。

 従業員の離職や採用難による「人手不足倒産」は20件で、過去最多だった前年の22件に次ぐ高水準となった。25年は「運輸・通信」が30・0%で最多だった。累計では「建設」と合わせた2業種で半数を超えており、物流や建設業界における「2024年問題」の影響が深刻な影を落としている。

2026/01/29 のニュース

東海3県の要因別倒産件の推移(帝国データバンク調べ)

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

きらり東三河サイト

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP