二川宿本陣と商家駒屋でひなまつりの展示/豊橋
2026/02/03

二川宿本陣のひなまつり展示
東海道二川宿に一足早く桃の節句がやってきた―。豊橋市の二川宿本陣と商家駒屋でひなまつりの展示が始まり、多くの観客で連日にぎわっている。
二川宿本陣では、資料館の展示室と本陣に、江戸時代から平成までさまざまな時代のひな人形が展示されたほか、土人形やつるし飾りなども飾られ、華やいだ雰囲気。大きく豪華な享保びなは特に目を引き、細面に切れ長の目、綿をたくさんつめた華やかな衣装が特徴だという。
新たに市民から寄贈された江戸時代の土人形は、当時富裕階層に人気だった狆(ちん)をかたどっており、人形の裏に安政年間に市で買ったことが記されていたという。
本陣には御殿飾りや段飾り、ケースに入ったものなどいろいろなひな人形がそろい、明治から戦前にかけての古いものから戦後、平成の新しいものまで見ることができる。
男の子のために飾られたというひな人形や、ひな人形とともに飾った歌舞伎の人形飾りなどがある。地域の人が作ったちりめん細工のつるし飾りやひな人形、折り紙のひな人形なども花を添え、全館がひなまつり一色に染まっている。
商家駒屋では今年もユニークな「福よせ雛」を展示。人形をリサイクルしアレンジして飾ったもので、今年は昭和の初めから現在までのできごとを年表風にまとめる趣向。映画で注目を集めたショールを頭にかぶり端を首に巻く「真知子巻き」の流行や上皇ご夫妻のご成婚、東京オリンピックのほか、2025年の大阪関西万博、豊橋中央高校の夏の甲子園出場までさまざまなニュースを、ひな人形を使って表現した。
ボランティアが工夫を凝らして作っており、現在展示しているのは3分の1ほど。今後どんどん増やしていく予定だという。
二川宿本陣は3月15日、商家駒屋は同29日まで。