豊橋総合動植物公園/群れ飼育生かし子育てしやすい環境に/27年度一般公開目指す/国内初の混合飼育 テナガザル寝室も整備予定
2026/02/15

新ゾウ舎の完成予想図(豊橋市提供)
豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)に2026年度、新たなゾウ舎が完成する。繁殖を見据えた施設の拡張で、群れ飼育を生かしゾウが子育てしやすい環境を整える。
市は25年度から2カ年計画で、今あるゾウ舎の隣のサル山だった場所に総事業費約11億円で新ゾウ舎の整備を計画している。鉄筋コンクリート造りの2階建てで、中にはゾウの寝室のほか採血や足の裏の手入れがスムーズにできるように練習するトレーニング室、来園者が2階から室内のゾウの様子を見下ろせる観覧通路を設置する。国内で初めてゾウと混合飼育するというテナガザルの寝室も備える予定だ。
市は26年度当初予算案に、新ゾウ舎や周辺園路の整備費として8億8090万円を計上した。27年3月末までに整備を完了し、ゾウが新しい施設に慣れるための期間を置いて27年度の一般公開を目指す。
園では公立の動物園で最多という、雄雌合わせて6頭のゾウを飼育している。若いゾウも繁殖に適した年齢になってくる中で、子ゾウが生まれた場合に野生下のように群れで子育てするには、既存のゾウ舎では狭いという問題があった。新ゾウ舎の整備で十分な広さを確保し、繁殖に向けた環境改善を図る。
園は現在1頭だけ飼っているテナガザルを、新施設のオープンを機によそから導入して増やしたい考え。ゾウとテナガザルは野生では生息域が重なっていて、自然な組み合わせだという。
園の山口徳之事務長は「ゾウが生き生きとしている姿を見て、楽しんでもらえたら」と話す。