南海トラフ地震の津波対策

御津南部小など3カ所を避難ビルに指定/豊川市

2026/03/07

津波避難ビルに指定されている御津南部小学校

 11日で東日本大震災から15年を迎える。東三河でも南海トラフ巨大地震への備えが求められる中、豊川市議会定例会の一般質問で松下和司氏(とよかわ未来)が災害対応を取り上げた。

 市内では、低地部の大半が震度6強以上、三河湾や豊川(とよがわ)沿岸で震度7の揺れが想定され、最大で高さ3・5メートルの津波が最短77分で到達。1センチ以上の浸水面積は約267ヘクタールに及び、約2万5000棟が全壊焼失、約1400人が死亡すると予測されている。

 市は、東日本大震災を教訓に消防署南分署、御津南部小学校、小坂井西小学校の3カ所を津波避難ビルに指定。小学校2校には校舎の入り口の鍵や拡声器、ライト付きラジオ、バールを収納した防災ボックスがあり、震度5弱以上の地震が発生すると自動で解錠され、24時間いつでも避難できる。

 また、三河湾の埋め立て地にある御津臨海地区では、御津1区に西方大橋を渡って内陸に逃れられる避難用階段が、御津2区には2000人が避難できる標高16・5メートルの高台が整備されている。

 津波浸水想定区域付近の県道3カ所には津波標識が設置され、市道33カ所の路面には津波浸水想定ラインが表示されている。

 昨年7月30日、ロシアのカムチャツカ半島沖の地震で三河湾に津波注意報が発令された際には、避難情報の発令には至らなかったものの、小坂井西小学校に最大8人、御津北部小学校に同20人の自主避難者が訪れた。

2026/03/07 のニュース

津波避難ビルに指定されている御津南部小学校

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP