県が2023年度「あいちの市町村民経済計算」まとめ/市町村内総生産で豊橋市4位へ後退
2026/03/21

県内主要市と東三河の市町村内総生産と人口1人当たり市町村民所得
県は、自治体ごとの経済規模や経済成長率などをまとめた「2023年度あいちの市町村民経済計算」を公表した。東三河の経済成長率は9・9%のプラスだった。
企業などの生産活動で生み出された付加価値の合計で、地域の経済規模を示す「地域別総生産」は、東三河が4兆3929億円(前年度比9・9%増)。尾張は27兆5998億円(同6・7%増)、西三河は13兆1833億円(同11・8%増)だった。 県全体の経済成長率は名目でプラス7・0%となり、3年連続のプラス。23年度は新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行し、経済活動の正常化が進んだ。一部自動車メーカーの認証不正問題による生産・出荷停止はあったが、円安による輸出採算の向上もあり、企業収益は上向いた。
自治体ごとの「市町村内総生産」は、豊橋市が1兆7405億円(前年度比3・5%増)でプラス成長となったが、同11・7%増の岡崎市に抜かれ、順位を一つ下げて4位となった。5位には小牧市に代わり、前年度6位の安城市が浮上した。東三河では新城市、設楽町、東栄町を除きプラス成長。田原市の前年度比増加率(成長率)29・3%は、県内2位の高さだった。
地域の経済水準を示す「人口1人当たり市町村民所得」は、東三河では田原市の750万3000円のみが県平均(415万円)を上回った。市町村民所得は雇用者報酬のほか、企業所得などを含むため、大規模製造業が集積する自治体では、民間企業所得の割合が高くなる傾向がある。