「吉田藩主大河内松平家の歴史」開催/豊橋市美博
2026/04/18

吉田藩の歴史を感じさせる資料が並ぶ会場(豊橋市美術博物館で)
江戸時代中期から明治時代まで、一時期を除き140年の間、吉田藩主としてこの地を治めた大河内松平家の歴史を紹介する「吉田藩主大河内松平家の歴史」が、豊橋市今橋町の市美術博物館で開催され、歴史ファンでにぎわっている。大河内松平家に伝わる調度品や美術品のほか、古文書などが展示されている。
吉田藩主としての権威を裏付ける領地朱印状や領地目録が展示され、現代も残る地名が読み取れて興味深い。昨年、NHK大河ドラマ「べらぼう」にも登場した松平伊豆守信明(のぶあきら)による絵画の掛け軸も公開されている。豪華な漆塗りの手箱や、殿様が甲冑の下に身につけたという鎧直垂(よろいひたたれ)、同家に嫁いできた姫君が花嫁道具として持参した真っ赤な火事装束なども展示され、大河内松平家の歴史をさまざまな角度から知ることができる。
明治に入り、吉田藩が豊橋藩になった時の書類もあり、120年の歴史の中で初めて「豊橋」の名が正式に書かれた瞬間に思いをはせることができる。他にも多彩な資料がそろい、地域の歩みを再確認できる。7月12日まで。