愛知県訪日客調査インバウンド堅調/個人旅行が8割超占める
2026/05/07

県内訪問先(複数回答)
愛知県は、2025年度に実施した訪日外国人客への動向調査結果をまとめた。自分で航空券や宿泊を手配する「個人旅行」が8割を超え、SNSによる情報収集が主流化している実態が明らかになった。再来訪意向は9割を超えており、インバウンド需要は引き続き高い水準を維持している。
調査は2025年9月から11月にかけ、中部国際空港や名古屋城などで外国人旅行者945人を対象に聞き取りで実施した。
旅行形態は「個人旅行」が83・0%に達し、前年度から5・3ポイント上昇した 。情報収集ツールは、インスタグラムが27・3%(前年度20・8%)と伸長した一方、観光案内所や旅行会社のパンフレットは減少しており、ネット活用の傾向が強まっている。
県内での訪問先は「名古屋城」が56・2%で最も多く、次いで「名古屋駅周辺」が54・7%、「栄周辺」が42・3%。東三河では「豊川稲荷」が1・9%だった。観光で楽しみにしていたことは「グルメ・日本食」が69・5%で最多を占めた。
満足した点については「交通アクセスの便」が63・5%で最多となり、案内表示の分かりやすさなども評価された。不満な点では「不満はない」が56・1%に上ったが、項目別では「コミュニケーションの取りづらさ」が9・2%で上位に挙げられた。
今回の調査では、アジア圏以外の欧州(13・4%)や米州(7・5%)の回答割合が増加した。県は、国や地域による偏りのない多角的な動向把握が可能になったとして、今後の戦略的な施策展開に活用する方針だ。