神戸駅横に「渥美線電車機銃掃射」伝える案内板

来月「前日の会」が現場で老津小の出前授業/田原

2026/05/26

設置された機銃掃射の惨事を伝える案内板(田原市の神戸駅付近で)

 現在の田原市を走る電車が太平洋戦争終戦前日の1945年8月14日、米軍機に銃撃を受けて乗客ら15人が死亡し16人が負傷した「渥美線電車機銃掃射」の惨事を伝える案内板が、現場の一角にあたる豊橋鉄道神戸駅横の市有地に建った。機銃掃射を語り継ぐ活動をする市内の「前日の会」の彦坂久伸代表は、「地域の人たちが、ここで何が起こったかを認識することで、広く知ってもらえる」と喜んでいる。

 「渥美線電車機銃掃射跡地」と記した案内板は、縦横いずれも約60センチ、高さが約1・5メートル。当時の神戸村の日誌を引用して死傷者数を認定したうえで惨事の様子を伝え、併せて収容先の渥美病院に被災者を運んだ状況も具体的に説明している。右半分には説明文にふさわしい絵3枚が添えられている。

 前日の会は、機銃掃射の体験者の聞き取りを基に作った紙芝居『前日物語』をメインに、市内の小学校を中心に出前授業を行っている。紙芝居の作者で4年ほど前に91歳で亡くなった彦坂昭市さんが絵を描いた。

 案内版を巡っては昨年3月の市議会で機銃掃射の問題が取り上げられ、市は設置の意向を示していた。業者に依頼してこのほど設置した。

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 機銃掃射で亡くなった15人のうち3人が、豊橋市老津小学校(当時の老津国民学校)の出身。案内版から豊橋方面へ260メートル先に慰霊碑がある。

 前日の会は6月15日、老津小6年生を対象に機銃掃射の現場で出前授業を行う。その際、案内版に立ち寄り、説明する予定。

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