「カブ主」「協賛者」「主催者」〝三方よし〟/田原市 カブミーティングから1カ月広がる“余波”
2026/05/26

カブミーティングに携わった「たはらカブミーティング実行委員会」のメンバーら(提供)
小型バイクの「カブ」好きらが集うイベント「たはらカブミーティング」は、田原市内で開かれてから26日で1カ月。開催前も含め延べ50万人以上が、主催側のインスタグラムを閲覧して大きな反響を呼んでいる。昨年の渥美半島周遊を加えたプレカブミーティングから地元重視で企画され、約1100台が集まった。「カブ主」らは楽しみ、協賛者が喜び、主催者は手応えを感じた。来年は4月25日に開催するが、「これが地域貢献の姿」といった声も上がっている。
■「キティカブ」
イベント会場のにさきCAMP(仁崎キャンプ場)は、三河湾に面し砂浜とヤシが織りなし、南国情緒を感じさせる。愛知県内を中心に関東、関西の「スーパーカブ」や「クロスカブ」などで埋めつくし、カブ主らが「カブ談義」に花を咲かせた。目を引いたのが「ハローキティ」のデザインをあしらった赤の通称「キティカブ」。14台が勢ぞろい、女性カブ主らがその前に並び、笑顔で「元気さ」を印象付けた。
イベント関連で行われたスタンプラリーは、昨年の渥美半島周遊からキャンプ場内に変わった。今年は出店した二十数台のキッチンカーなどを応援するためだ。そのかいもあり、参加者は昨年の約5倍の524人に増えた。
スタンプを集めると抽選で当たる商品などは、昨年の約2倍の500点以上。大半は地元の協賛者が提供した。「イベントを応援する力になれば」とマルカ農園は、地元産のキャベツ20箱(1箱8玉)を進呈。代表は「好評だった」と聞き、「役立ってうれしかった」と話す。
■拡散のすごさ
市内のバイク仲間らでつくる「たはらカブミーティング実行委員会」(鈴木重則委員長)などが主催。メンバー34人でイベントの案内チラシなどを配り、地元新聞社などの後援を取り付けた。キャンプ場に駐車場を整備してもらった。投稿や作った動画をインスタに挙げてPR。閲覧した人が発信した。Xでも流した。
「今年も行く予定」「楽しかった」なども含めインスタの閲覧は、2月末以降から23日現在で延べ50万5533人。うち開催以降も延べ16万496人と多い。
イベントでは、昨年の約880台を大幅に更新した。実行委は「景観の良さと人の温かさ」と人気理由を捉える。一方で「インスタの拡散がすごい」と反響の大きさに驚きながらも、「イベントを通じて地域が盛り上がれば」としている。
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イベントの「余波」もあった。キティカブを中心とするカブ主らが帰りに地元の喫茶店「はみんぐばーど」に立ち寄り、その一人が「食べたイチゴパフェはおいしかった」とインスタに投稿。感激した店のスタッフはインスタで感謝し、「初めて来た客に店を紹介してもらった」と喜んでいた。