㉚「和地小学校の今昔」/143年の歴史に幕 地震避難所に活用
2026/06/02

1955年に撮影された渥美町立和地小学校
上の写真は、1955(昭和30)年の和地小学校である。この年に福江町、伊良湖岬村、泉村の合併により、伊良湖岬村立から渥美町立和地小学校へと改称された。校地の西側(左)には、10(明治43)年に建てられた瓦ぶきの木造校舎が3棟並んでいる。
木造校舎の北側斜面には、52~70(昭和27~45)年まで開設されていた暖地園芸試験場の温室や施設が見える。校舎の東側には完成したばかりの和地公民館があり、講堂としても使われた。
下の写真は、2015(平成27)年の閉校記念リーフレットに掲載されたものである。手前には芝生が広がる運動場があり、西側と南東側が拡張されている。
62(昭和37)年には鉄筋2階建ての南校舎が完成し、71(昭和46)年にはプールの竣工(しゅんこう)式が行われた。80(昭和55)年に3階建て校舎が建設され、83(昭和58)年には講堂を撤去し体育館が完成した。
和地小は、和地・堀切・伊良湖の3小学校が統合され、田原市立伊良湖岬小学校が誕生したことで、143年の歴史を閉じた。55年に320人いた児童数が、閉校時には60人に減少していた。
2021(令和3)年に小塩津町の伊良湖岬中学校跡地に新校舎が完成するまで伊良湖岬小の仮校地として使われた。更地になった校地は、地震避難所として活用されることになる。