復活の「風雲 岩津城!」/“武田軍と松平軍激突” 岩津小運動会で騎馬戦/岡崎
2026/06/02

段ボール製の兜をかぶって入場する「松平軍」の大将(岡崎市立岩津小学校で)
岡崎市内の多くの公立小学校で運動会が行われた5月23日、岩津小では全校児童が参加する帽子取りと騎馬戦「風雲 岩津城!」が実施された。徳川家康の祖先に当たる松平宗家が岡崎(岩津)に進出して600年とされる節目の年に、コロナ禍以前に行われていた騎馬戦がかつてのタイトルで復活を果たした。
1~4年生が帽子取り、5、6年生が騎馬戦に臨んだ。帽子の色の白が「松平軍」、赤が「武田軍」と名乗り、「いざ出陣」の号令とともに大将役の児童が段ボールで作られた兜(かぶと)で登場した。両大将は意気込みを語り、味方を鼓舞しながら〝合戦〟に挑んだ。帽子取り、騎馬戦とも松平軍が勝利した。
学区内には市指定史跡の岩津城跡があり、武田軍の攻撃は1571年だったとされる。
また、松平家2代当主・泰親(やすちか)が同市岩津町の若一(にゃくいち)神社を創建したのが1426年とされており、地元住民らはこの年を松平氏が松平郷(現豊田市松平町)から岡崎(岩津)に進出した年として、「岩津松平氏輝きの600年」推進懇話会(阿部太郎代表)を結成し、さまざまな取り組みを行っている。
同会は運動会の騎馬戦に兜とのぼりを提供した。阿部代表は「地域の活動に学校が協力してくれるのはありがたく、意義深い。ワンチーム岩津の第一歩だ」と語った。
同校は運動会での騎馬戦を今後も継続する意向で「一気に立派にするのは難しいが、年々グレードアップしていければ」としている。
16㍉映写機を使ったアニメ映画の上映会が5月21日、岡崎市美合学区市民ホームで開かれた。フィルムをコマ送りする際の「ガー」という独特の機械音が響く中、地域の小学生やその保護者らが作品を鑑賞した。
古き良き時代の映写機やフィルムの素晴らしさを知ってもらおうと、市美合学区こどもの家運営委員会が企画した。市視聴覚ライブラリーから昭和後期に作られた映写機と、16ミリフィルムを借りて実施した。
運営委によると、市内にあるこどもの家で16㍉フィルムの映画が上映されるのは今回が初めて。メンバーは本番に向けて、他施設での上映会を見学したり、視聴覚ライブラリーで講習を受けたりしてきた。
この日上映されたのは「盲導犬クイールの一生」など。盲導犬の誕生から訓練、引退後の日々までを描いた作品で、子どもらはスクリーンに映された場面を食い入るように見つめていた。映写機にも興味津々だった。
16ミリフィルムの説明もあった。「16」というのはフィルム幅の大きさのこと。通常の映画では35㍉フィルムが使われていたことも紹介された。なお、昔は同市美合町にも映画館が1軒あったという。
美合学区こどもの家管理指導員の鈴木初さん(69)は「きょうの一日が子どもたちの良い思い出の一つになれば」と笑顔を見せた。