DV原因が8割、一時保護も増加/女性相談支援センター
2026/06/05

電話による相談件数(県調べ)
愛知県女性相談支援センターは、2025年度の相談状況などをまとめた。面接や電話による相談の主訴は「人間関係」が最多を占め、配偶者からのドメスティックバイオレンス(DV)に関する相談が増加している。また、避難などを伴う一時保護件数は前年度比29件増の172件に上り、DVが主原因の約7割を占めた。
同センターによると、面接相談は前年度より44件少ない670件。人間関係の悩みが9割で、そのうち配偶者との関係が7割強に及んだ。年代別では30代と40代で半数を占めた。
電話相談は89件減の1万323件。人間関係が約8割で、職場の同僚や近隣住民といった「その他の人間関係」も目立つ。DVに関する相談は前年度から218件増の892件に上り、うつなどの「心身の問題」も2051件と増加傾向にある。匿名性が高い電話相談は60歳以上の高齢層が33・9%と最も多かった。
一時保護は、配偶者等からの暴力が69・2%と最多で、家族間の暴力や交際相手からの暴力を加えると約8割に達した。保護後の退所理由は女性自立支援施設などへの入所が40・7%で、アパート入居などの「自立」は4・1%にとどまった。
同センターは配偶者暴力相談支援センターを兼ねており、裁判所への保護命令申立て支援も行う。2025年度の保護命令発令件数は、前年度の2件から9件に増えた。