閉校決定後初の同窓会総会
2026/07/20

校歌を歌う同窓生ら(新城有教館高校作手校舎で)
来年度までで生徒募集を終える県立新城有教館高校作手校舎で19日、年1回の同窓会総会があった。閉校決定後初めての総会となり、齋藤富士雄会長はこの間の経緯を説明した上で「県に存続を申し入れたが、力及ばず申し訳ない」とあいさつした。
鈴木千香子校長は、今年度7人が入学したと紹介。「生徒は前向きに学校生活を送っている。これまで通りの教育を少しでも長く実施できるよう、来年度の新入生獲得に努める」と強調した。
また、農業クラブが昨年度、環境活動の全国発表会で上位8校に入り、特別賞を受賞したことなどを報告した。
出席した同窓生は、事業報告や役員名簿などを承認。校歌斉唱で「海抜二千有余尺…」と声を合わせた。
作手校舎は1898年(明治31年)に農林補習学校として開校。入学者数の減少により、県教育委員会は昨年8月、28年度から生徒募集を停止すると発表した。現在は生徒31人が通う。
■在校生の発表も
同窓会総会に続いて、在校生3人が学校での活動を発表した。それぞれ野菜栽培、生物保全、地域振興の取り組みについて、プロジェクターを使って先輩たちに説明した。
3年生の笹田蒼空(ささだ・そら)さんは、スマートフォンのアプリを活用した地域振興プロジェクトを紹介。各地の歴史遺産を巡るゲームに作手地区の城跡などの登録を進めており、ゲームの大会を作手で開催することを目指しているという。
笹田さんは「作手校舎に残された時間は多くないが、最後の最後まで、自然豊かな作手の環境や歴史を将来へ伝えていきます」と前向きに語った。