戦没者追悼し世界平和祈る/豊橋市立高等女学校と豊橋第二中学校の同窓生らも出席
2026/08/07

誓いのことばを述べる黒田さん(豊橋東高校で)
豊橋市向山町の県立豊橋東高校で6日、戦没者を追悼し世界平和を祈る「世界平和祈念式典」が開催された。全校生徒と同窓生、前身である豊橋市立高等女学校と豊橋第二中学校の同窓生らが出席した。
冒頭、祖父江達夫校長が「今から81年前の夏も暑く、人々は戦争に翻弄されていただろう。本校に残る悲しい歴史を全校生徒が共有し、式典を通じ、悲しみを語り継ぎ、平和に感謝してほしい。この経験を胸に、戦争を語り継ぐ担い手として責任を果たし、将来それぞれの立場から平和な世界実現に向け行動できる人になってほしい」とあいさつ。その後、映像で戦争の被害を紹介した。
そして、生徒会長の黒田祥平さんが、豊橋市立高等女学校の先輩の書き残したエピソードを紹介しながら「『一緒に死んで』と友だちに言われた直後、その人が亡くなってしまったという話が忘れられない。僕たちは今、将来を語り合い笑い合っているが、80年前の若者は死と直面していた」とした上で「戦争の残酷さを語り継ぐ人の記憶に耳を傾け、未来に引き継ごう。きょうという日を戦争について学び考える日として、命の大切さを忘れず、平和な社会を作る行動へつなげ、未来に語り継ぐことを誓う」と誓いの言葉を述べた。
次いで、校内の平和祈念碑「若葉の祈り(同じ空)」の映像の前に献花し、戦没者の冥福を祈って平和への思いを新たにした。
昨年までは校庭の祈念碑の前で開催していたが、今年から全校生徒で集まる場を設けることと、暑さ対策を考慮し、体育館での開催となった。