81年目 平和への決意新た

豊川海軍工廠空襲/祈念式典目立つ若者たちの参加/語り継ぐ使命感「バトン未来へ」

2026/08/08

「明日があるさ」を演奏する小坂井中学校吹奏楽部(豊川市文化会館で)

 2500人以上が亡くなった豊川海軍工廠(しょう)への空襲から81年となった7日、豊川市は市文化会館で平和祈念式典を開き、来賓や市民ら約800人が参列した。学生を中心に若者の参加が目立ち、平和の尊さを語り継ぐ使命感が垣間見られた。

 ちょうど81年前、米軍による空襲が激化した午前10時半に合わせて1分間の黙とうで開式。市内にも一斉にサイレンが吹鳴された。

 冨田潤議長のあいさつと来賓らによる献花の後、竹本幸夫市長が戦後50年を機に発出した「平和都市宣言」を読み上げ「今を生きる私たちの使命は81年前に起こった痛ましい出来事を風化させることなく、過去と向き合い、戦争の悲惨さと平和の尊さについて次の世代に語り継いでいくこと」と訴えた。

 小坂井中学校の生徒による意見発表と吹奏楽演奏があり、生徒会長で3年の伊藤朱花(はねづ)さん(14)は、豊川で起きた悲しい歴史や遺族の思いから、現在の何気ない日常の大切さに気付かされたとして「戦争を体験した方が少なくなっている今だからこそ、戦争を知らない私たちはこの豊川の地で起きた悲劇を語り継ぎ、平和を守る主役にならなければなりません。平和とは遠い国の話ではなく、私たちの目の前にある日常そのもの。過去の犠牲を無駄にせず、今ある当たり前に感謝しながら、私たちが平和のバトンを未来へつないでいくことを誓います」と話した。

 語り継ぎボランティアによるオリジナル絵本の読み聞かせもあり、閉式後には来場者による献花が行われた。

戦没者を悼んで献花する高校生ら(同)

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「明日があるさ」を演奏する小坂井中学校吹奏楽部(豊川市文化会館で)

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