準決勝で香港に惜敗、王座奪還ならず/チームスピリット賞と特別賞を受賞
2026/08/25

ベスト4になった豊橋技術科学大学ロボコン同好会(提供)
学生によるロボット競技の国際大会「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」が23日、香港で開かれ、日本代表として出場した豊橋技術科学大学ロボコン同好会はベスト4まで勝ち進んだが、準決勝で香港チームに惜敗した。3年ぶり2度目の優勝はならなかった。
技科大は予選リーグで同組となったインドネシアとモンゴルに2連勝し、決勝トーナメントへ進出した。予選ではインドネシアを圧倒したが、再戦となった準々決勝では苦戦。試合開始からリードしたもののVゴールを決められず、その間に追い上げられる展開となり、最後は辛くも突き放して準決勝へ駒を進めた。
準決勝は、2023年の決勝で勝利し、24年の準決勝では敗れた香港中文大学が相手。宿敵との試合は、技科大が序盤リードしたが、出遅れた香港も猛追した。運んできた「箱」を棚に置く最終エリアでの攻防は、互いに置いた箱を突き落とす激戦の末、香港にVゴールを決められ逆転負けを喫した。
23年以来の王座奪還は果たせなかったが、同大学は特別賞とチームスピリット賞を受賞。試合後、同好会の森福太朗代表(4年)は「目指していた世界一に届かなかったことは、悔しい気持ちでいっぱい。しかし、世界の舞台で戦い抜くことができたのは、日頃から温かく見守り熱心に背中を押してくださった地元の皆様と、応援していただいた全ての皆さまのおかげです」と感謝し、同好会が今後も世界に挑戦し続ける決意を示した。
日本からは、同好会メンバーやその家族、OB、スポンサー関係者ら約90人が現地に駆け付け声援を送った。
企業スポンサーとしてアルミ材などを提供してきた高技工業(豊橋市)の水梨潤一専務も、会場で観戦。結果について「2年前の雪辱を果たせると思ったが、わずかな差で負けてしまったのは残念。今年は国内とABU大会で一部ルールが異なり、短期間でロボットを改造しなければならなかったのは大変だった」と同好会メンバーの労をねぎらった。
今年の大会には、アジアなどから16チームが参加。競技テーマは開催地にちなんだ「カンフークエスト」で、2台のロボットが箱型の「秘伝書」を集め最終エリアの棚に並べるまでの課題をクリアする得点を競った。
27年の大会はインドネシアで開かれることが同日、発表された。