消防団加入の市職員来月から/迅速な対応など可能に
2026/09/27

豊橋市役所に配備された消防団車両
豊橋市は10月1日から、消防団に加入している市職員が火災現場に市役所から直接出動できるようにする。緊急出動にかかる時間を短縮し、迅速な消防活動と災害時の被害軽減を図る。市によると、愛知県内では初の試みだという。
本庁舎と上下水道局に勤務し、消防団員でもある市職員15人は勤務中に自らが所属する分団の出動指令が出た際、市役所の立体駐車場に新たに配備された小型動力ポンプ積載車1台に乗り込んで出動する。
市消防本部によると、これまで火災発生時に出動指令を受けた市職員は、自家用車で通勤している場合は庁舎から離れた駐車場まで歩いて移動し出動していた。
公共交通機関や自転車で通勤している職員も、それぞれの方法で自宅や消防団の詰め所にいったん立ち寄り、防火服などの装備を整えた上で現場に向かっていた。
こうした手間を省き、職場から出動できるように体制を整えることで、職員の負担軽減につなげる狙いがある。
今回の取り組みは国の補助事業として実施される。
25日の定例記者会見で、長坂尚登市長は「市役所が消防団にとって働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組んでいることを発信し、消防団の活動や加入促進について市民の理解や関心を高めたい」と述べた。