豊川署が蒲郡信金御津支店と豊川信金音羽支店へ感謝状
2026/10/04

感謝状を受けた2信金の職員ら(豊川署で)
特殊詐欺の被害を防いだとして豊川署は2日、同署で蒲郡信用金庫御津支店(豊川市御津町)と女性職員2人、豊川信用金庫音羽支店(同市赤坂町)と女性職員に感謝状を贈った。柴田秀樹署長は「年末に向けて被害が増えることが想定される。今後も協力を願いたい」と述べた。
蒲郡信金御津支店の三輪阿矢副長と窓口担当の安藤麻央さんを表彰した。支店には今月8日、70代男性が「口座残高を確認したい」と来店。不審に感じた安藤さんが上司の三輪さんに報告し、支店が署へ通報した。
男性はSNSで兵庫県警の警官を名乗る者から「口座が悪用されている」と言われ、自身の口座がある金融機関を回っていた。2人は、男性が携帯で何者かと「すぐに手続きしますから」と懇願するように通話する姿を見て異変を察知。個室で事情を尋ねた。
その後「警察に口止めされている」と語る男性に「豊川警察にも内容を話していただきたい」と穏やかに説得。日ごろ窓口で要望の多い問い合わせ内容だったが、被害の気配を感じ取った。矢作宏司支店長は「日ごろから意識する取り組みが生きた。これからも続けていきたい」と話した。
◆被害間際で察知
豊川信金音羽支店には窓口担当の職員、清水里帆さんを表彰した。支店には今月9日に「当選金が入るみたいだけど、どういうことか」という70代女性が来店。対応した清水さんが、女性の携帯に届いた不審なメールやサイトを確認して上司に報告した。
女性の携帯には豊川信金などを装って「高額な当選金が当たる」などの偽メールが届いていた。相手側は女性の口座情報などを把握しており、何らかの操作によって現金が引き出される間際だったとみられる。
清水さんは、別の偽サイトへ誘導されないよう配慮しながら女性の携帯を確認。危険性を指摘すると納得してもらえたという。支店代表で表彰を受けた高柳和靖次長は「若い職員による適切な行動で、お客さまの財産を守ることができた」とたたえた。