東三河でも広がる波紋

簗農水相「予算カット発言」〝身内〟から批判噴出/辞任求める声/〝裏金議員〟へも飛び火―肩落とす支持者

2026/10/10

 簗和生農林水産大臣(47)=写真=の「予算カット発言」が波紋を広げている。選挙で自身を支持しなかった有権者への〝報復〟とも受け止められる手法に、東三河の自民党議員や支持者らからも批判の声が相次いでいる。

 一部週刊誌の報道では、簗氏は小選挙区で敗れた2月の衆院選で自身を応援しなかった首長がいる地元栃木の自治体の道路予算を大幅にカットしたと発言。この発言を撤回して謝罪し、引き続き大臣の職を全うする意向を示している。

 東三河で活動する自民党公認の男性議員は憤りを隠せない。「国民のために働く国会議員が、腹いせにそんなことをして許されるわけがない。自民党の議員はみんなこれか、と思われても仕方ない。大臣や議員の前に、人間として問題がある。早く辞任すべき」。

 豊川市在住の80代の自民党支持者の男性は、9日に自民党本部での会合の冒頭であいさつした簗氏が一連の問題に触れなかったことに鈴木宗男参院議員が激怒し、簗氏が謝罪に追い込まれたという報道を挙げ「地元選出の国会議員も、鈴木議員のように、おかしなことはおかしいと胸を張って発言し、指摘してほしい」と願った。

 そして、前農水相を40代前半の鈴木憲和氏が務めたことに触れて「(簗氏を)早く辞めさせて、鈴木さんと同じくらい若い今枝宗一郎議員(42、愛知14区選出)をそろそろ大臣にしてほしい」と期待した。

 簗氏は、自民党派閥の政治資金問題で収支報告書に1746万円の不記載があった、いわゆる〝裏金議員〟。第1次、2次高市政権で農水副大臣を務めた愛知15区選出の根本幸典衆院議員(61)も420万円の不記載があった。根本氏を支持する豊橋市在住の60代男性は「裏金議員への風当たりが一層強くなるから、大臣になれる日は遠のいたのでは」と肩を落とした。

 また、野党支持者の女性は「利益誘導は自民党の体質そのもの。この問題のせいで、多くの自民党議員が今後の選挙で利益誘導の働きかけがしづらくなったと困っているのでは」と厳しく指摘した。

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