井戸の屋根がけやベンチなど設置終える

「旧設楽家・竹広陣屋の古井戸」周辺整備進む/新城

2026/10/17

井戸と会員ら。右から3人目が滝川さん(新城市竹広で)

 新城市竹広の「旧設楽家・竹広陣屋の古井戸」と周辺の整備が進められている。設楽家の子孫で幕末に外交交渉で活躍した岩瀬忠震(いわせ・ただなり)を研究する忠震会(滝川一成会長、会員約30人)が働きかけ、土地を所有する瀬野運輸の正木正次社長が井戸周辺の整備と駐車場設置を了承し、2年前から整備事業が始まった。年明けには終了予定。

 井戸の屋根がけやベンチなどの設置を終え、駐車場の舗装、案内板の設置などを残すだけとなった。滝川会長(82)は「今まで草に覆われていたが、きれいに整備された。正木さんには感謝しかない」と頭を下げる。「見やすい場所なので、ぜひ多くの方に訪れていただきたい」と期待も述べた。

 設楽家は、江戸時代に現在の同市周辺の領地を治めていた旗本の家系で、陣屋は、領地の行政や年貢の管理などを行う役所と、領主の居所を兼ねた施設だった。1789(寛政元)年に設楽貞通の次男、貞信の子孫にあたる設楽貞喬が、700石の領地を持ち、竹広に陣屋を構えたと伝えられている。敷地面積は約3000平方メートル、4棟の居宅が長屋門や土塀に囲まれた堂々たる風格の館で、神殿を構えていたという。奥に井戸があり200年以上前に掘られたとされ、現在も使用できる。

 竹広陣屋の建物は、1869(明治2)年に同市出沢の瀧川家の敷地へ移築され、現在国の登録有形文化財に指定されている。

2026/10/17 のニュース

井戸と会員ら。右から3人目が滝川さん(新城市竹広で)

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

リクルーティング

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP