細川家の名宝公開/豊田市博物館12月6日まで企画展/本拠は岡崎・永青文庫が特別協力
2026/10/20

国宝「短刀 無銘正宗」(豊田市博物館で)
豊田市博物館で10日、江戸時代に肥後熊本藩を治めた細川家に伝わる名宝を公開する企画展「戦国を生きる 細川家と永青文庫の名宝 幽斎・三斎・利休、そして…」が開かれている。細川郷(現在の岡崎市細川町)を本拠とする細川氏の数々のコレクションを所蔵する公益財団法人永青文庫(東京都文京区)が特別協力している。12月6日まで。
前期(11月8日まで)と後期(同10日から)を合わせて112点を展示。国宝3点、国の重要文化財14点、重要美術品11点などとなっている。初代熊本藩主の忠利、その父忠興(三斎)、祖父藤孝(幽斎)らの武具、忠興を弟子にした千利休ゆかりの茶道具などが並ぶ。
国宝「短刀 無銘正宗」(前期のみ)の隣には、「刀剣乱舞」(刀剣を戦士に見立てるゲーム)で人気の名刀「刀 銘濃州関住兼定作(歌仙兼定)」やその拵(こしらえ)も。
同館によると、歌仙兼定は中部地方では初展示という。後期には国宝「太刀 銘豊後国行平作(古今伝授の太刀)」が飾られる。また、利休作と伝わる柄杓(ひしゃく)や使用したとされる碁盤、切腹前の自筆書状など貴重な品々がそろう。さらに、歴代当主でもある細川護熙(もりひろ)元首相の作品などもある。展示担当者は「細川家の美意識や品格の高さが伝わってくる」と太鼓判を押す。
午前10時~午後5時30分。月曜休館(11月2、23日は開館)。一般1800円、豊田市外在住・在学の中学・高校生1000円、中学生以下無料。問い合わせは、同館=0565(85)0900=へ。
岡崎市中心部を流れる乙川で11月14日、光る球を大量に浮かべて川面を彩る光の祭典「岡崎泰平の祈り」が4年ぶりに開催される。市制110周年記念事業。明代橋~潜水橋周辺の約800メートルの区間に直径8・5センチのLEDボール約2万個が放流され、秋の岡崎城下を青色に染める。午後5~7時。小雨決行。
泰平の祈りは、郷土の英傑・徳川家康の四百回忌に合わせて行われた「家康公四百年祭」のフィナーレとして2015(平成27)年に初めて開催された。新型コロナウイルス禍のため、22年を最後に行われていなかった。
市によると、再度の開催を望む市民の声が多く寄せられていたことや、市制110周年の節目を迎えたことから復活を決めた。日頃から「楽しいまち」の実現を力説する内田康宏市長肝いりの取り組みでもある。
「太平の世を築き上げた家康公の生誕地・岡崎から、皆さまの輝かしい未来を願っていきたい。青く輝く乙川を眺めながら、秋の夜長のひと時をゆっくりと過ごしてほしい」(内田市長)。今後の継続開催にも意欲を見せる。
今回は市制110周年を記念して、直径110センチの特大LEDボールを用意した。5時ごろの始球式に合わせて、桜城橋(さくらのしろばし)下流左岸から川に流す。通常サイズのボールの放流体験もできる。先着500人限定で、1500円。
なお、始球式で使う特大ボールには市民から寄せられたメッセージを貼り付けたり、中に入れたりして流す。メッセージの記載台を11月6日までに①市役所②市図書館交流プラザ(りぶら)③三井アウトレットパーク岡崎(舞木町)④岡崎げんき館―に設置する。
問い合わせは、主催する実行委員会の事務局=0564(77)9018=へ。