全業種で業況悪化

駆け込み需要の反動で5期ぶり/豊川信金景況レポート

2014/07/23

 豊川信用金庫(半田富男理事長)は今年4~6月期の景況レポートをまとめ、「かわしんレポートふれあい」(7月号)に掲載した。全業種の業況判断指数(DI)はマイナス10・1となり、前期(1~3月)より4・5ポイント後退し、消費増税前の駆け込み需要の反動により5期ぶりに悪化した。

 製造業のDIはマイナス8・0で前期比0・5ポイント改善。アベノミクスの浸透により景気回復の傾向は広がりつつあり、消費増税による需要減退はあったものの横ばい状況を保った。繊維製品や輸送機械器具、精密機械器具などが改善する一方、木材・木製品や非鉄・金属プレス・メッキ、金属製品などが悪化した。

 非製造業はマイナス12・1で同8・7ポイント悪化した。駆け込み需要の反動から消費が減退し、特に建設業では19・5ポイントの大幅悪化。サービス業、小売業、卸売業などでも悪化した。

 来期(7~8月)の見通しDIは、消費増税後の需要減退の影響が続くとの見方もあり、経済対策やベアによる消費回復に期待する声もある。全業種でマイナス5・5(当期比4・6ポイント改善)、製造業マイナス3・4(同4・6ポイント改善)、非製造業マイナス7・3(同4・8ポイント改善)を予想している。

 景況レポートは、豊川・豊橋市の中小企業382社を対象に調査した。

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