新城で大海の放下おどり

舞い手汗びっしょり/泉昌寺境内や初盆の家々訪問/宵の里に響き渡る鉦や笛の音

2017/08/16

 県指定無形民俗文化財「大海(おおみ)の放下(ほうか)おどり」(大海放下保存会主催、榊山幸良会長)が14、15の両日、新城市大海地内の泉昌寺境内や、初盆を迎えた15軒で行われた。

 放下は、室町時代から近世にかけてみられた大道芸のひとつ。大海の放下は平安末期、歌と念仏をもって放浪した放下僧のわざが、時代を経て大道の芸となり、この地に盆の行事として根を下ろしたと言われる。舞い手が高さ3メートルもの大団扇(おおうちわ)を背負い、腹に太鼓をくくりつけ、古くから伝わる歌謡に合わせて舞い踊る。

 この2日間は夕刻から初盆の家々を訪ね、新仏の供養をして廻った。哀調を帯びた節回しに合わせて鉦(しょう)や笛の音が宵の里に響き渡った。

 団扇と太鼓の重さは合わせて10キロと重く、舞い手は汗びっしょりになって舞い続けた。

 保存会の会員は現在30人。会員の1人・内藤彰さん(73)は「踊ることのできる年齢の会員は限られ、後継者不足が今後の課題。様々な方策を考え、これからもずっと続けていきたい」と話す。

2017/08/16 のニュース

放下おどり奉納(新城市大海の泉昌寺境内で)

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