東南アジア大会 比代表選手でV

豊橋出身・女子柔道の髙橋麻莉弥さん

2017/09/06

 豊橋市出身で、現在は兵庫県神戸市の夙川学院に通う高校2年生の髙橋麻莉弥さん(16)が、女子柔道のフィリピン代表として8月に開かれた東南アジアの大会で優勝を果たした。大会後、夏休みの終わりに豊橋に帰省していた髙橋さんを取材した。

 大会「第29回SEA GAMES」は、8月21日にマレーシア・クアラルンプールで開催。「東南アジア版オリンピック」とも呼ばれ、髙橋さんは、70キロ級に出場。オール一本勝ちで圧勝し、故郷、豊橋に金メダルを持ち帰った。

 父親の智樹さん(45)、母親のリンリン・フローレスさん(40)のもと、ハーフとして育ち、二重国籍を持つ髙橋さん。柔道経験者の智樹さんの勧めで小学校3年生から柔道を初めた。大森柔道クラブ(豊橋市天伯町、下田勝久クラブ長)に入り、下田敬子コーチのもと、ひたむきに柔道に取り組んできた。スピーディーな柔道が持ち味で、得意技は「袖釣り込み腰」。

 柔道の名門、夙川学院に進学後も、下田コーチが付き、指導はもちろん、大会にも同行するなど、固い信頼関係で結ばれている。ふだんは、63キロ級の選手だが、同大会では階級を上げての挑戦だった。

 髙橋さんは、中学3年の時に、セレクションで実力が認められ、フィリピン代表へ。今大会を含めて3回大会に出場した。髙橋さんの柔道を「気持ちのいい柔道をする。技の切れは抜群」と下田コーチは評する。夙川学院の松本純一郎柔道部顧問は「国を背負って試合に出るという貴重な経験をしている」とさらなる成長を期待する。

 大会後に帰国した髙橋さんは、かつての稽古場である豊橋市高師台中学校の武道場に顔を出した。後輩らに稽古をつける髙橋さんを見守る両親は「目標に向かってがんばっている娘を全力でサポートしたい」と、離れて暮らす娘を心配しつつ、精いっぱいの愛情を贈り続ける。

 今後の大きな目標は、3年後の東京オリンピック。両親や信頼するコーチに支えられて成長を続ける彼女の今後の活躍に注目したい。「柔道が大好き。東京オリンピックにフィリピン代表で出たい!」と目を輝かせる。

2017/09/06 のニュース

髙橋麻莉弥さん。先日優勝した大会の金メダルを手にフィリピン代表の道着姿で。

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