バイオマス利活用センター本格稼働

国内最大規模の発電所/竣工式で豊橋市長ら門出祝う/「ごみから資源へ」日本のスタンダード目指し

2017/10/02

 生物由来資源(バイオマス)で発電などをする豊橋市神野新田町のバイオマス利活用センターが、半年間の試運転を経て1日、本格稼働を始めた。これに合わせて市は竣工(しゅんこう)式を開き、国内最大規模となる施設の門出を祝った。

 竣工式には国や県、市、企業の関係者や地元住民などが出席。佐原光一市長はあいさつで「ごみから資源へと大きく性質を変える」と同センターの意義を強調した上で「日本でスタンダードな取り組みになることを願う」と期待を込めた。

 市は中島処理場に同センターを建設し、今年4月から試運転を行ってきた。下水の処理過程で出た汚泥を2基の巨大な発酵槽に入れて微生物を育て、4月に分別収集が始まった生ごみも夏頃から入れ始め、きちんとメタン発酵するよう調整してきた。

 発生したガスを燃料にエンジンを回し、発電に成功。一般家庭約1890世帯分にあたる電力を生み出し、当初の目標を達成した。ほぼすべてを中部電力に売電する。

 発酵後に残った汚泥は水分を取り除いて炭化燃料に加工する。市によると一連の取り組みで、二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を年間約1万4000トン削減する効果がある。下水汚泥と生ごみを一緒にして発電する施設では国内最大級の規模だという。

 PFI(民間資金を活用した社会資本整備)手法を導入し、特別目的会社「豊橋バイオウィル」が運営する。施設整備費や20年間の維持・管理費を差し引いても、市全体で約120億円のコスト削減が図られる見通しだ。

 市は2日から、市民を対象に同センターの施設見学を受け付ける。1グループ5人以上が条件で平日の午前9時~正午と午後1時~4時。

 申し込み・問い合わせは市中島処理場=電話0532(46)2854=へ。

2017/10/02 のニュース

下水汚泥や生ごみをメタン発酵させる発酵槽(豊橋市バイオマス利活用センターで)

竣工式でのテープカット(同)

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