自分の言葉で平和発信を

豊橋中央高文化祭で戦争体験語り部に学ぶ/対話形式で交流も深める

2017/10/02

 豊橋市鍵田町の豊橋中央高校(高倉宣夫校長)は1日、本年度文化祭を開催した。文化部やクラス企画による作品展示や模擬店、野外ステージでの発表、PTAバザーなどが行われ、卒業生ら多くの人が訪れた。

 1年F組教室では、白井門治さん(91)や見山英一さん(80)、星野清さん(83)、上松愛子さん(91)ら、豊橋空襲や豊川海軍工廠等の語り部4人を招いて、グループ対話形式の「戦争体験講演会」も開かれた。

 同校では、6月に「豊橋空襲追悼集会」(「豊橋空襲を語り継ぐ会」主催)、7月に「豊川海軍工廠展示の学習会」(豊川市桜ヶ丘ミュージアム)に有志が参加するなど、戦争を知り平和を考える機会を持つことに取り組んできた。

 1年F組の生徒40人は、文化祭を「自分たちの言葉で、平和について発信していく」機会と捉え、同講演会を企画。世代を超えた交流を目指して、グループ対話形式にした。

 上松さんは、1945年8月7日の豊川海軍工廠爆撃により、当時14歳の弟を亡くした。その遺体を自宅に持ち帰ることができ、国のために死んだのだから、きちんと残さなければならないと遺体を撮影。今回初めて写真を公開した。

 上松さんは、「戦争は庶民が犠牲になる。国を当てにせず、自分の体力気力を健全にして生きてほしい」と訴えた。参加したF組の神谷航志君(15)は、「昔と違って今の社会は、僕らが声を挙げ行動することができる。平和を訴えていきたい」と感想を話した。

2017/10/02 のニュース

グループごとに講演を聴く(豊橋中央高校で)

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