「長篠・設楽原の戦い」発刊

新城の小林芳春さん

2017/11/01

 設楽原をまもる会名誉会長の小林芳春さん(84)編著の「『長篠・設楽原の戦い』鉄炮(てっぽう)玉の謎を解く」がこのたび、黎明書房から出版された。A5判215ページ。

鉛・銅、鉄の拡大カラー写真など鉄炮玉の謎を解く詳細掲載

 新城市八束穂在住の小林さんは、戦国時代3000丁の鉄炮(火縄銃)が使われたという長篠・設楽原の戦いの研究を続け、「徹底検証 長篠・設楽原の戦い」「戦国ウォーク 長篠・設楽原の戦い」他の著書がある。

 本書は、設楽原と長篠城址(し)で出土した45個の鉛、銅、鉄の鉄炮玉をすべてカラーの拡大写真にして載せ、設楽原で出土した15個については出土場所や詳細データを載せている。

 平尾良光さん、渡邊緩子さんの鉄炮玉の鉛同位体比の測定により、33%の鉛の産地がタイや中国などの外国であることが解明され、その分析結果の詳細データも掲載されている。

 小林さんは「鉄炮玉の謎を解く一歩が踏み出せたのは、鉄炮玉を見つけていただいた方々、平尾教授や多くの皆さんのおかげ」と感謝する。『信長公記』の記述「鉄炮ヲ以テ散々ニ」の実態も検証しているが、地元鉄砲隊の存在も大きいという。

 玉の一つひとつに名前を付け、命あるものとして向き合う小林さんの鉄炮玉に対する熱い思いや愛情が本書から伝わってくる。

本書の価格は2000円(税別)。全国の書店、通販サイトで購入できる。

2017/11/01 のニュース

本を手にする小林さん(新城市八束穂の小林さん宅で)

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