夢中に創作、95点一堂に

子どもらの心の表現/「あーとなくすのき withやまなみ工房」/豊橋市美博で合同作品展

2018/01/24

 豊橋市くすのき特別支援学校(中野弘二校長、児童・生徒数240人)と、滋賀県の社会福祉法人やまなみ会「やまなみ工房」の合同作品展「あーとなくすのきwithやまなみ工房」が23日、豊橋市美術博物館第3展示室で始まった。山西正泰豊橋市教育長はじめ同校関係者らが出席してオープニングを飾った。あいちアール・ブリュットパートナーシップ事業。28日まで。

 くすのき特別支援学校は開校から3年、得意なこと、好きなことを伸ばそうという教育方針で、様々な表現を模索してきた。昨年、様々な創作活動を展開するやまなみ工房との出合いをきっかけに「どんな障害があっても好きなこと、夢中になることがある。自由で様々な表現を地域の人々に感じてもらおう」と同展を企画。授業や遊びの中で、毎日夢中で取り組んだ作品95点を一堂に並べた。

 カレンダーの裏に描いた作品、紙の上に乗って遊びながら描いた作品、ビーズを並べてさわって気持ちを落ち着かせた作品や集合作品など生きているアートの数々を展示。言葉を発することが難しい子どもたちも、あふれる思いを表現した。中野校長は「子どもたちの心の表現を集めた」と話す。

 画材は、水彩、色鉛筆、クレヨン、マジックなど多岐にわたる。絵だけではなく、言葉を羅列してしりとりゲームを完成させた作品も。

 中学部1年の保護者は「うちの子は絵が描けないが、そういう子どもにも夢中になれることがあるということに目を向けてもらった。新しい発見ができた」と話す。

 27日午後2時からは、やまなみ工房の山下宗和施設長の講演会「すべては幸せを感じるため~やまなみ物語~」が、同所で開催される。

2018/01/24 のニュース

「子どもたちの理解につながれば」と中野校長㊥(豊橋市美術博物館で)

一つ一つ作品を鑑賞する山西教育長(豊橋市美術博物館で)

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