明治時代の機織り機で

本年度最後の作品制作/新城小児童

2018/01/31

 明治時代の機織り機を使い続けている新城市新城小学校(夏目真治校長)の機織りクラブ10人が、本年度最後の作品制作に取り組んでいる。

 校内にある新城まちなか博物館「はたおり工房」には機織り機13台があり、スウエーデン製の珍しい1台のほかは、明治から使われてきたもの。以前は同市資料館にあったが、取り壊し後の2007年から同校で保存することになった。

 「陳列するだけでなく、機で布を織ることが本当の意味での伝承につながる」という思いから、この機織り機を補修しながら作品作りをしているのが1989年発足した「茜(あかね)の会」(本田洋子代表・現会員11人)。

 同校に移されてからは、児童にも機織りを経験させたいという同校の依頼を受け、週1回のクラブ活動の一つとして2007年から同クラブをスタートさせ、指導している。

 児童らは5台の機織り機を使い、4月から5枚1組のコースター、ランチョンマットを制作。現在最後の作品、自分の俳句の短冊を飾る短冊かけを制作中。来週最後のクラブ活動で仕上げる。

 姉の作品に憧れて入部したという部長の丸山倖登花さん(12)は「長い時間織るのはたいへんだけど、楽しいし、やりがいもある。最後の作品もうまくできた」と笑顔で話した。

 本田代表(70)は「作品ができ子どもたちが喜んでくれる時やりがいを感じる。布は多くの方の協力で集まる。地域の方に支えられていてありがたい」と語る。

2018/01/31 のニュース

13台の機織り機とともに

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