幽玄世界 夢の跡

奉納歌舞伎終え田峰観音小屋砕き

2018/02/14

 奥三河地域の伝統芸能・設楽町田峰観音奉納歌舞伎から一夜明け、同町田峯にある谷高山高勝寺の境内で13日、舞台を撤去する「田峰観音小屋砕き」が行われた。

 奉納歌舞伎の見物小屋掛けは、ヒノキ丸太と青竹、荒縄で作られ、釘を1本も使わない独特の技法が伝承されている。江戸時代より竹天井を吊(つ)り上げる技法が伝承され、地域住民が1月中旬から基礎の柱建てを行い、青竹格子天井のドーム型屋根を設置し上演準備を整えてきた。

 この日は、午前8時から作業が始められ、関係者総出で取り掛かった。以前は跳ね木から重しを外し、竹組の吊り縄を徐々に切り離し、最後の1本を切ると竹組みが一気に地面にたれ下がる方法を用いたが、最近は安全を考慮した解体方法が行われている。

 谷高座の元座長・七原明郎さんは「高齢化が著しく、作業する人が少なくなってきた。小屋を作る小屋掛けも、昔は1日でできたが、最近は週末に少しずつ支度している。解体も人数が年々減り、存続していくのは本当に大変だ」と話した。

2018/02/14 のニュース

歌舞伎小屋を解体する地元の関係者ら(設楽町田峯で)

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