イオンモール豊川内/10月の市長選から
2023/03/19
今秋の市長選から期日前投票所が設置されるイオンモール豊川
豊川市が、八幡地区に開業する大型商業施設イオンモール豊川に期日前投票所を開設する。10月に予定される、任期満了に伴う市長選から設置する方向で、近年低迷する投票率の向上を図る狙いもある。
市は新年度予算に事業費847万円を計上し、イオンモールと調整を進めている。期日前投票で発生しうる二重投票を防止するためのネットワーク構築も進めており、市長選で大きな問題がなければ、その後の国政選挙などでも同様に設置する方針だ。
大型商業施設での期日前投票所の設置は近隣では岡崎市のイオンモール岡崎で行っており、東三河では豊川市が初めてとなる。
これまでは市役所と旧宝飯郡4町の公共施設で開設していたが、商業施設に設置することで市民が買い物ついでに投票できるようになる。前回2019年の市長選では過去最低の33%だった投票率の向上はもちろん、商業施設の客層に多い20~40代の若年層や女性の政治参加も期待される。
市の行政課職員で、選挙管理委員会の橋本大輔さんは「イオン側からも従業員が投票しやすくなるという声をいただいている。普段は店に行かない人も投票ついでに行くケースも出てくると思う」と相乗効果を期待する。
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