鶏肉料理の食中毒に注意

加熱不十分など原因 手や調理器具清潔に/農水省が注意呼びかけ

2024/02/16

公開されている注意点の一覧データ(農林水産省HPより)

 鶏肉を使った料理を食べた人が食中毒になるケースが一年を通じて発生しているとして、農林水産省が公式ホームページ(HP)や会員制交流サイト(SNS)で注意喚起している。加熱不十分などが原因で、手や調理器具を清潔に保つことや、生の鶏肉を正しく扱って調理するように呼びかけている。

 食中毒の原因菌は、激しい下痢や発熱、おう吐などの症状を引き起こす「カンピロバクター」。厚生労働省によると、2022年までの3年間で521件の食中毒が発生。うち約7割は飲食店で発生した。多く発生する時期の傾向は年ごとにばらつきがあり、季節問わず年間通じて確認されている。

 カンピロバクターは、乾燥に弱く、通常の加熱調理で死滅する特性があるという。農林水産省は、鶏肉調理時に気をつけるポイントとして、しっかり手を洗う▽調理器具を消毒して乾燥させる▽生の鶏肉を他の食材に触れさせない▽菌が飛び散らないように、鶏肉を水で洗わない▽肉の中心が白くなるまで、しっかり加熱する▽新鮮だからといって肉やレバーなどの内臓を生で食べないこと―などを挙げている。

 同省HPには、注意点の一覧データが公開され、印刷して掲示するなど、活用を勧めている。

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公開されている注意点の一覧データ(農林水産省HPより)

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