「革新的半導体」開発へ

人材育成へ単位互換覚書締結/豊橋技科大と東工大、広島大

2024/02/16

豊橋技術科学大学エレクトロニクス先端融合研究所

 豊橋技術科学大学と東京工業大学、広島大学は、革新的半導体の開発を主導できる人材の育成を目指し、単位互換覚書を締結した。

 覚書では、革新的な半導体集積回路の研究開発をマネージメントできる人材「LSIイノベータ」を、3大学が協力して育成するための基本的取り決めを定めた。2024年度から3大学が関連科目を提供し、他大学の学生でも履修、修了すれば、各自の大学の単位として認められる。

 3大学は2022年、日本の半導体産業の復興を目指して「集積Green―niX(グリーンニクス)研究・人材育成拠点」事業を立ち上げ、文部科学省の「次世代X―nics半導体創生拠点形成事業」に採択された。今回の覚書締結により、人材育成プログラムが本格的に始動する。

 集積グリーンニクスは、半導体の材料やデバイス、回路、システム技術などの研究に、低消費電力化や低環境負荷化といったグリーン貢献度の評価軸を加えることで、新たな価値を創造する半導体を総合的に研究する分野。かつて隆盛を誇った日本の半導体産業が衰退していく中で、世界的な半導体市場でゲームチャンジャ―となり、国内半導体産業の復活につなげる役割が期待されている。

 豊橋技科大のエレクトロニクス先端融合研究所では、半導体デバイスの設計、製作、評価までを一貫して行うことができるLSI工場を活用し、長年にわたり実践的な集積回路技術者を育成してきた実績がある。

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