公共施設再編の現状確認

田原・赤羽根地区住民有志/あかばね未来創生の会設立初会合/今後のまちづくりを考える

2024/02/19

あかばね未来創生の会の会合(赤羽根市民館で)

 公共施設の再編が持ち上がっている田原市赤羽根地区で、住民有志が今後のまちづくりを考えるため「あかばね未来創生の会」を立ち上げた。初会合が17日に開かれ、子どもを含む住民約50人が参加。再編に関する現状を聴いた。

 市は昨年12月、市議会定例会一般質問で赤羽根市民センター庁舎(旧赤羽根町役場)と、赤羽根図書館を含む赤羽根文化会館の今後の在り方について考えを示した。

 これを受けて地域の住民有志が、赤羽根地区のまちづくりのアイデアを出し合い、協議する▽赤羽根市民センター、赤羽根文化会館などの価値や役割を伝えるとともに、その機能の維持発展の提案を集め、ビジョンを作成、市や関係団体に届ける―を目的に「あかばね未来創生の会」を発足させた。

 赤羽根市民館で開かれた初会合では、会の代表に就いた農業、鈴木正晴さんが「市民レベルで動いていきます。楽しく未来を語り、いい施設にしましょう」と呼びかけた。

 施設再編の現状については、赤羽根校区コミュニティ協議会の中川博文会長が「市の方向性はまだ決まっていなくて検討中」と説明。赤羽根地区の住民と市の再編に関する意見交換会が3月23日、3校区で開かれることを報告した。

 参加者からは「会を通じ、赤羽根地区の声を届けましょう」などの意見が出た。会合には子ども連れで出席でき、子育て世代の参加も目立った。

 あかばね未来創生の会は今後、地域の意見、考えを集めてビジョンをまとめ、来年3月までにコミュニティ協議会に提案する。鈴木代表は「再編のたたき台にしてもらえれば」と話している。

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