蒲郡市が来年度予算案発表

3年連続で過去最大規模/健康づくりや子育て環境充実など/一般会計425億9600万円「未来幸せ創造予算」

2024/02/20

予算の編成方針を発表する鈴木市長

 蒲郡市は19日、一般会計の総額が425億9600万円となる2024年度の予算案を発表した。前年度当初に比べて約55億円上回り、3年連続の過去最大となった。鈴木寿明市長は自身にとって2期目初となる当初予算を「未来幸せ創造予算」と名付け、子育て環境の充実と、市民の健康づくりなどに重点を置く編成とした。予算案は27日開会予定の市議会3月定例会に提案される。

 新年度は、公共施設の老朽化を背景に、学校の複合施設の建設工事が各地で本格化する。塩津地区では小学校、保育園、公民館、児童クラブの機能を併せ持つ施設を着工。事業費は13億3036万円。西浦地区では小・中学校と公民館、児童クラブの複合施設の建設工事に入る。事業費は20億295万円を計上した。

 新規事業では、今年迎える市制施行70周年に合わせて、記念行事を展開する。事業費は合わせて2億6524万9000円。記念式典やプレミアム付き商品券の発行、市民会館や博物館前の堤防に絵を描くアート制作、帆船「みらいへ」の寄港、市出身のメジャーリーガー千賀滉大投手を招いた野球教室などを計画している。

 アフターコロナを見据えた政策では、感染症対策のため停滞した地域活動を再開させるため、集会施設の整備を推進する。集会所の新設や建て替え・修繕、公衆無線LANサービス「Wi―Fi(ワイファイ)」の整備などにかかる費用を補助する。事業費は1344万4000円。

 鈴木市長は「未来への投資が必要なとき。幸せの原点は健康だ。『住むと健康になる街』を目指す。全庁で健康を軸に施策を展開していきたい」と意気込んだ。

2024/02/20 のニュース

予算の編成方針を発表する鈴木市長

有料会員募集

今日の誌面

きらり東三河

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP