〝春〟にちなんだ書画364点

「個性豊かな オンリーワン」/ 豊橋アピタ向山店で「己書作品展」

2024/02/20

作品の前に並ぶ三河東部師範会の皆さん。最前列の中央が新城さん(アピタ向山店で)

 日本己書(おのれしょ)道場・三河東部師範会(鈴木美有紀マネージャー)による「己書作品展」が19日、アピタ向山店(豊橋市向山町)2階イベントスペースで始まった。25日まで。

 己書とは読んで字のごとく、自分だけの書を意味する。筆ペンで絵を描くようにして文字と絵を配した新感覚の書画だ。会場には東三河で活動する師範35人とその生徒たちによる「春」にちなんだ作品364点が展示されている。己書は書き方のコツはあるものの「ねばならない」という絶対のルールはないため、同じ文字、同じ春をテーマにしていても、どれ一つとして同じ作品はなく、思いのままに筆を走らせて表現したそれぞれの「春」がずらりと並んでいる。

 ボランティアで高齢者施設にも出向くという元訪問看護師で上席師範の新城和代さんは、「認知症の人でも夢中になって取り組む姿を見て己書が脳の活性化にもいいと実感している」と話し、「己書は心を引き出す書。個性豊かなオンリーワンの作品を見ながら気軽に体験もしてみて」と来場を呼びかけた。23日から3日間は、午前10時から午後3時まで体験会を開く。

 元デザイナーの杉浦正総師範が2012年から、己書を始めた。現在では3500人以上もの師範が全国で活躍し、己書ブームは海外にも広がりつつある。

個性豊かな己書を眺める訪れた人たち(同)

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