豊根村が当初予算案発表

一般会計は合併後最大28億8700万円/「マニフェスト実現への第一歩」

2024/02/23

予算案を発表する伊藤村長

 豊根村の伊藤浩亘村長は22日、就任後初めての通年編成となった2024年度当初予算案を発表し、「マニフェスト実現に向け第一歩を踏み出す予算だ」と説明した。一般会計は防災行政無線の設備更新などに伴って前年度より大幅に増加し、自治体合併後で最大の28億8700万円となった。

 一般会計の規模が過去最大を更新するのは10年ぶり。前回村長選挙を終えて肉付けされた23年度6月補正後予算と比べて、伸び率は11・4%となった。

 伊藤村長は自身のマニフェストとの関連で、温泉施設「湯~らんどパルとよね」の建て替え―移転を視野に入れた調査▽老朽化した村営住宅の建て替えに向けた設計▽消防団詰め所集約の設計―など大型事業の準備作業を進めるとした。

 また、小中学生の家庭学習を支援するタブレット端末用アプリの導入▽出産祝い金の拡充(第3子以降35万円など)▽奨学金返済支援の開始―といった生活支援を行う。

 一方、歳入の内訳をみると、村税は3・7%減の3億2818万円。村民税、固定資産税、軽自動車税が軒並みマイナスとなり、歳入全体に占める割合は12%弱となった。地方交付税は3・6%増の11億4000万円を見込む。

 財政調整基金などからの繰入金は42・1%増の3億4444万円、新たな借金となる村債発行は44・3%増の2億8600万円となる。

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