豊橋署が悲願の初優勝

「第64回・愛知県警拳銃射撃大会」

2024/02/23

大会で優勝した豊橋署員

 16日にあった「第64回・愛知県警拳銃射撃大会」で、豊橋署が優勝を果たした。署として初の快挙。出場した6人がいずれも高得点をあげた。署の指導員は「プレッシャーの中で、全員が役割を果たしてくれた」とたたえた。

 大会は県内各署が参加。一定の距離から1人10発を射撃し、的に命中させた総得点を競う。豊橋署は、所属人数の多い署が参加するAグループで優勝。2位に1ポイントのみ上回る接戦を制した。

 交通課の瀬戸穂乃佳さんは初出場。唯一の女性署員として1番手で登場して優勝へと向かう流れを手繰り寄せた。「緊張したが、チームのために集中した。信じて送り出してくれたことに感謝」と感想を語った。

 刑事課の和泉亮伽さんは4番手。首位の署を圏内に捉える射撃で一気に流れを引き寄せた。3回目の出場。初出場した際は「手が震えた」と語るが、今回は「得点にとらわれず、自然体でやりきれた」と喜びを話す。

 交通課の渡辺誠さんは5番手。17回目の出場となった名手で、期待通りの高得点をたたき出した。豊富な経験を生かし、若手に助言するなどチームの雰囲気づくりにも気を配った。「全員で頑張った結果」と優勝を誇った。

 地域課の大石雄也さんは、最終6番手として満点に近い射撃。いずれも豊橋署員として出場した3回目で悲願を遂げた。交番勤務で日ごろから拳銃を携帯する。「適正な使用を常にイメージしている」と心構えを語る。

 警務課の川澄洋さんと、佐野信幸さんが指導役としてチームをけん引。2人は「大会前の訓練に対する理解など、全署員が協力してくれたおかげ」と感謝する。

 大会は一度のミスで一気に順位が転落し、各署の看板を背負う選手たちの緊張感に満ちた雰囲気。2人は「拳銃の使用技術を磨くことで、市民の安全安心を守ることにつながる」と意義を話した。

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