一般会計2年ぶり過去最大/「のき山学校」多目的利用へ再整備
2024/02/27
体験交流施設「のき山学校」
東栄町は26日、2024年度当初予算案を発表した。体験型観光の拠点となっている交流施設「のき山学校」を多目的に利用できるよう再整備するほか、災害復旧や東栄小学校の旧校舎解体にも取り組むことから、一般会計は2年ぶりに過去最大を更新して42億1600万円となる。
前回町長選挙を控えて骨格編成となった前年度当初予算と比べると、一般会計は21・4%増。のき山学校再整備には1億5064万円を充て、耐震補強を行うとともに企業のサテライトオフィスなどとして使えるよう改修する。
子ども・子育て支援事業計画の策定(580万円)▽地域と家庭を巻き込んだ学校運営協議会・地域学校共同本部の開催(39万円)―など子育て関連の新規事業にも力を入れる。
他の主な項目は、旧東栄小学校の解体(1億7213万円)▽体育館改修を含む東栄中の開校50周年事業(4307万円)―など。
歳入のうち町税は1・2%増の3億652万円で、歳入全体の7・3%にとどまった。地方交付税は6・6%増の18億5100万円を見込む。
財政調整基金などからの繰入金は32・7%増の5億802万円。借金に当たる町債発行は145・3%増の4億1680万円とした。
特別会計、企業会計も大幅増となる。東栄診療所の電子カルテシステム更新や上下水道の施設更新が主な要因だ。