豊橋市美博 関係者ら招き式典と記念展開場式/親子連れ向け設備も充実/文化芸術の拠点に
2024/03/01
記念展のテープカット(豊橋市美術博物館で)
施設の更新のため2022年から閉館していた豊橋市美術博物館が3月1日、リニューアルオープンする。29日にリニューアルオープン記念式典と記念展「ブルターニュの光と風」の開場式が開催され、関係者と招待客約250人が出席した。
記念式典で浅井由崇市長は「長い間お待たせしたが、最新の設備になってリニューアルオープンできた。今まで以上にいい環境の下、優れた美術作品を鑑賞できる美術博物館になった」と述べた上で、「子ども連れのための設備も充実した。美術、文化芸術の拠点となるよう努力し育てていきたい」とあいさつした。
リニューアルにあたり、国際ソロプチミスト豊橋からキッズスペースが、田原市の藤城マツさんから世界的に評価の高い奈良美智さんの作品2点が寄付され、浅井市長から感謝状が送られた。
記念展「ブルターニュの光と風」では、フランス北西部にあるブルターニュ地方のカンペール美術館のコレクションを中心に、ブルターニュの風土や人々を描いた近現代の作品60点余りを展示。ウジェーヌ・ブーダン、ギュスターヴ・クールベ、ポール・ゴーギャン、モーリス・ドニらの作品を「ブルターニュの風景―豊穣な海と大地」「ブルターニュに集う画家たち―印象派からナビ派へ」「新たな眼差し―多様な表現の探究」の3つの視点で展示し、見応えのある展覧会になりそうだ。
1日から4月7日までで、会期中は無休。観覧料は一般・大学生1200円、小中高生600円。