前理事長の遺志継ぎ特養開所

桃源堂福祉会が来月1日から本格運営/豊川市篠田町

2024/03/10

ヒノキがふんだんに使われた共同生活室

 社会福祉法人桃源堂福祉会(植山珠代理事長)は9日、豊川市篠田町で特別養護老人ホームちぎりの開所式を開いた。竹本幸夫市長や議員ら多くの来賓が出席し、テープカットなどで祝福。内覧会も開かれ、ヒノキをふんだんに使った香りと温かみある空間がお披露目された。

 植山理事長の父で、前理事長の故・後藤有三氏が43年前に開設した千両荘(千両町)の移転構想を立てて9年。東名高速・豊川インターチェンジにも近い好立地に3階建てで完成した。個室50室や4人部屋16室、充実した浴室や機能訓練室なども備え、定員は特養100人、デイサービス30人で受け入れる。

 床や壁には、後藤氏が生前に設楽町納庫に植林したヒノキを使っており、植山理事長は「初代理事長後藤有三の尊い気持ちを忘れず、利用者や家族の方、職員らが体の痛みや心の苦しみから解放され、きょうという日をすてきな笑顔で楽しく過ごしてもらえるように精進していきたい」と意気込んだ。

 千両荘の利用者や職員らによって4月1日から本格的に運営をスタートする。

開所を祝うテープカット

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