豊川公園再整備が今春完了

「マラソンの町・豊川」象徴／新コースも13日供用開始

2024/03/10

13日に供用を開始する外周コース。いなりんのスタート地点もある（豊川公園で）

　２０１９年度から５年間続いていた豊川市中心部の豊川公園の再整備事業が、今春で完了する。市民に好評のウオーキング・ランニングコースの新コースもまもなくオープンし、「マラソンの町・豊川」を象徴するスポットとなりそうだ。

　豊川公園再整備の最終年は、外周園路、東側の芝生広場、休憩施設、駐車場、広場などが整備され、今月中に供用を開始する見通しだ。

　ウオーキング・ランニングコースは３コースあるうち、未整備だった公園の外周約１・５キロに及ぶ最長コースが13日から供用を開始する。緑色のラバーが敷かれ、陸上競技場の正面前には走る姿の「いなりん」が映えるスタート地点も設けられた。

　野球場と陸上競技場付近を巡る１キロコースと、陸上競技場の外周６００メートルコースは２０２１年度から利用され、市民の健康づくりの場として親しまれている。

　１キロコースには森林ゾーンやケヤキ並木ゾーン、校庭ゾーンなど、環境や景色によって７ゾーンに分かれる。直線１００メートルのペースチェックゾーンや、山頂コースと山の麓コースに分かれたトレイルランニングゾーンもあり、走る目的や歩く気分によってコースを楽しめる。

　市内にある高校の全国駅伝大会での活躍や、初夏と秋の年２回開かれるマラソンイベントで注目される豊川市に、ランナーにとっての聖地が誕生する。