「富士見王寿園」あす開所

南大清水町の特別養護老人ホーム／個人、小グループごとのケア実施

2024/03/12

内覧会で公開された富士見王寿園

　豊橋市の社会福祉法人王寿會（石原世光理事長）は10日、同市南大清水町富士見で特別養護老人ホーム「富士見王寿園」の内覧会を開き、地域の人らに公開した。９日に石原理事長、浅井由崇市長、地元の自治会長らが出席して完工式が現地であった。13日に開所される。

　施設は２階建てで、地域密着型特別養護老人ホームとユニット型指定短期入所生活介護ショートステイサービスセンターとなる。このうち特別養護老人ホームは要介護３～５の東三河に住む人が対象で定員29人。在宅生活に近い日常生活を送れるよう個々に合わせたケアを提供し、他の利用者と交流が持てるよう小グループごとケアするユニットケアも実施する。全室個室で三つのユニットごとで生活する。

　また、ショートステイサービスセンターは定員10人。ユニット単位のサービスを提供する。全室個室となっている。25日から利用が始まる。

　施設は学生が自習をしたり、地域の人がイベントを開催したりするなど、地域交流スペースとしても活用される。

　内覧会と併せ、施設内外で飲食物などの販売、餅投げもあり、大勢の人でにぎわった。

　石原理事長は「施設のカラーを打ち出しつつ、利用者、家族の皆さんの視点に立った運営をしていきたい」と話した。