避難所生活での食中毒を防止

災害時の食品衛生指導訓練/豊橋市と県食品衛生協会豊橋支部

2024/03/12

水の残留塩素濃度を測る実習の様子(豊橋市保健所保健センターで)

 避難所での食中毒を防止するため衛生指導を想定した災害対策合同訓練が11日、豊橋市中野町の市保健所保健センター講堂であった。市保健医療対策部保健医療衛生班食品衛生係と県食品衛生協会豊橋支部が主催した。

 訓練には、支部の食品衛生指導員ら約60人が参加。前半は市の災害時対応や避難所での食中毒の例、避難所での食品衛生指導の必要性などについて講義があった。

 後半は衛生指導の実習として、まな板などの調理器具の汚染度や食品の中心温度、水の残留塩素濃度などを、器具を使って実際に測定する訓練をした。参加者からは「塩素濃度が低い場合はどうしたらいいか」など積極的に質問が出ていた。

 同支部役員を対象とした災害対策合同訓練は、昨年11月続き2回目。同支部の佐藤善彦支部長は「みんなが真剣に参加して良かった。災害時に役立てられるよう、支部としても訓練を続けたい」と話した。

 市は2015年、避難所での食品衛生指導を協力して行う「災害時における食品の衛生確保等の協力に関する協定」を県食品衛生協会豊橋支部と締結している。

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水の残留塩素濃度を測る実習の様子(豊橋市保健所保健センターで)

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