竣工式典と内覧会/豊橋駅前「emCAMPUS WEST」
2024/04/12
竣工を迎えたemCAMPUS WEST㊨
豊橋市駅前大通2の再開発ビル「emCAMPUS WEST(エムキャンパス ウエスト)」が竣工(しゅんこう)し、11日に式典と内覧会が開かれた。関係者約50人が出席した。
式典では、石黒功豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合理事長が玉串を奉納し完工を神前に報告した。さらに、石黒理事長は「初めは数人で始まった再開発計画も、多くの人の協力で区切りの日を迎えた。この竣工をきっかけに、駅前大通りがもっとも栄えていた1960年代のにぎわいを取り戻したい。さまざまな議論を重ねてつくられた新しいふれあいの拠点が街の原動力になることを願っている」とあいさつ。
来賓の浅井由崇豊橋市長も「emMCAMPUSとまちなか広場は豊橋駅前周遊の拠点。これが竣工したことで周辺にも活気が出る。豊橋の玄関口にふさわしいにぎわいの創出を」と期待した。内覧会ではマンションの室内などが公開された。
emCAMPUS WESTは地上16階建てで1階と2階に商業施設、3〜16階に分譲104戸、賃貸5戸、シェアハウス1戸の計110戸が入る。商業施設には地方銀行やクリニック、パン店などが入居する予定で7月から順次オープンする。
emCAMPUSは、豊橋で初めての都市開発法に基づく法定再開発として計画され、2021年11月にemCAMPUS EASTがグランドオープンした。総工費は236億円で、うち約100億円を国、県、市の補助金が占めるという。
関係者は「この竣工によって豊橋駅前活性化、再開発の機運が大きく盛り上がるのではないか」と期待を寄せている。