町民らが操縦体験/豊川市消防団第6方面隊赤坂分団
2024/12/02
ドローンを操縦する参加者に助言する野澤さん㊧
豊川市消防団第6方面隊赤坂分団による講習会「ドローンde減災」が1日、市立赤坂小学校であり、旧宝飯郡音羽地区の町内会役員や消防団員、その家族ら約30人が参加した。消防活動へのドローン導入の可能性を探るため、町民らが操縦を体験した。
元岡崎市職員で、「行政書士ドローン操縦士」の肩書を持つクローバードローンの野澤成裕さんが講師を務め、最初にドローンを使ったレースやサッカーなどの世界規模の大会があることや、飲酒状態では操縦してはいけないといった法律について説明。
参加者はパソコンを使ったシミュレーターで操縦を練習した後、5チームに分かれて実際にドローンを操縦。輪をくぐったり、搭載されたカメラで読み取ったクイズに挑戦したり、つるした人形を一定の枠内に投下したりといった5種目の競技に臨んだ。
山林や河川のある旧音羽地区の赤坂、長沢、萩地区では、ドローンを導入した場合には山火事発生時の状況確認や、行方不明者の捜索などへの活用が期待されている。
この日は地元産の野菜の詰め合わせやおもちゃのドローンなどが景品として提供され、赤坂分団長の伊藤妃羅さんは「今後も楽しみながら消防団のことを理解してもらい、何かあった時には地域の協力を得られるようにしていきたい」と見据えた。