汗を流した3年間 高校野球に別れ
2024/12/15
3年生13人が伝統の野球部を巣立った(豊橋商業高校で)
豊橋商業高校野球部卒部式は14日、同校グラウンドで開かれ、父母らが見守る中で74期生となる3年生の選手11人とマネジャー2人が感謝の言葉を伝え、ともに汗を流した3年間の高校野球に別れを告げた。
松橋良成会長のあいさつに続き、田村知憲監督が「3年間真摯(しんし)に野球と向き合い続け、多くの人に応援されたチームだった。入学から1人も欠けずに頑張ってきた。この場所で身につけた力をレベルアップし、次のステージに生かしてほしい」と振り返った。
エース、4番として活躍した北添兼矢主将は「豊橋商での3年間で大きく成長できた。野球の技術だけでなく、心構えや仲間との絆など多くのことを学んだ。後輩たちは、伝統を引き継いで頑張ってほしい」と話した。
新主将に就任した濱崎永遠は「先輩たちのおかげで、上のレベルを知ることができた。一緒に過ごした日々はとても楽しかった。来年もチーム一丸で頑張っていく」と感謝した。
豊橋商野球部は、1927(昭和2)年に創部。74期生はプロ注目の北添を中心に、昨秋の全三河大会で61年ぶり優勝など記録と記憶に残る活躍を見せた。