2月22日/蒲郡市博物館が限定70枚
2025/02/02
「招き猫」の版木㊧と手刷りの版画(蒲郡市博物館で)
2月22日の「猫の日」に、蒲郡市博物館は江戸時代の版木を使った招き猫の版画を配る。市制70周年にちなんで70枚を用意する。
同館は2018年度から、猫の日にこの版画を配布している。縦23・5センチ、横18センチ。墨一色の手刷りで、「開運厄除」の朱印を添えて台紙に貼った。
同館によると、縁起物としての招き猫は江戸時代に生まれたとされるが、発祥はよく分かっていない。幕末には素焼きや土人形の「丸〆猫(まるしめのねこ)」が流行し、座って右手を挙げる招き猫の原型が見られる。養蚕農家などでネズミよけのまじないとして、猫の絵を貼る習慣もあったという。
松田繁学芸員は「縁起のいい図柄。ぜひ飾って幸運を招いていただければ」と話す。