「うしのけ山」落ち葉スキー場オープン/亀山小学校児童が地元有志に感謝/田原市
2025/02/03
感謝の会に出席した「うしのけ山を愛する会」の会員ら
田原市亀山町の「うしのけ山」(標高約50メートル)で今季も住民有志の手で落ち葉スキー場がオープンし、地元の市立亀山小学校の児童たちが楽しんでいる。今年は落ち葉スキーが学校行事として始まって20周年の節目で、住民らを迎えて感謝の会なども開かれた。
うしのけ山は、地元住民にとって身近な山で、有志でつくる「うしのけ山を愛する会」が展望台や登山道、落ち葉スキー場などを整備、手入れを続ける。冬場は、亀山小の全校児童がソリに乗って落ち葉スキーを体験している。
感謝の会はスキー場開きの1月29日、亀山小に愛する会から8人を招いて開かれた。全校児童37人を代表し、6年の浅野晴紀君が「皆さんがきれいにしているから、落ち葉スキーが続いています」とあいさつ。このあと、過去の落ち葉スキーの様子を画像で振り返った。
愛する会の山本好正会長は、子どもの頃の落ち葉スキーについて紹介。「65年前、今のスキー場の所で滑っていた」と言い、新しいズボンをはいて滑り破って母親に怒られたことや、牛車の板を使いスピードの出る工夫をしたことなどエピソードを披露した。
児童たちから会員には、感謝の気持ちを込めて作ったメダルが贈られたほか、「うしのけ山」も歌詞に登場する校歌を歌い、元気な歌声が届けられた。
感謝の会が終わると、児童と会員が給食を一緒に食べながら交流を深め合った。