故宗田理さんを多いに語る

豊橋のスロータウン 映画祭で追悼トークショー

2025/02/03

理さんの映像を前にトーク(穂の国とよはし芸術劇場プラットで)

 「ぼくらシリーズ」などで知られ豊橋市に住んでいた作家で、昨年4月に95歳で亡くなった宗田理(おさむ)さんを追悼するトークショーが1日、豊橋市西小田原町の穂の国とよはし芸術劇場プラットで開催された。映画『ぼくらの七日間戦争』を追悼上映し、映画監督で豊橋ふるさと大使の菅原浩志さんと、理さんの息子の宗田律さんが理さんの思い出や、理さん原作で菅原監督がメガホンを取った「ぼくらの七日間戦争」「早咲きの花」について話した。

理さんをしのぶ菅原監督

理さんの息子の律さん

息子の律さんと菅原監督が思い出を話す

とよはしまちなかスロータウン映画祭の一環で開催された。

 菅原さんは宗田さんとの出会いについて「『ぼくらの七日間戦争』の現場で初めてお会いした。映画が好きで、映画と小説は別物なので自由にやってくれというスタンスで理解ある人だった」と振り返り、律さんも「大学で映画を学び、映画監督になりたかったようだ。いい映画ができたと喜んでいた。撮影に連れて行ってもらいワクワクした思い出がある」などと話した。

 理さんの人となりについて菅原さんが「多くを語らない人だが、豊橋市制100周年記念映画『早咲きの花』を制作する時には、本当に熱心に取り組んでいた。豊橋発の映画を全国に広めたいと言っていた」と懐かしんだ。律さんも「その映画がきっかけで私は東京から豊橋に帰った。市民も盛り上がりいい映画になった。父にとって豊橋は作家業を始めた大切な場所だ」と話した。

聴衆は熱心に聞き、理さんをしのんだ。

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